展示案内3階 冒険館 展示室
常設展示
「今も『ここ』にいる植村直己」をコンセプトに、
1. ここ冒険館にいるような存在感
2. ここ「板橋区」だからこその身近さ
3. ここ「現在」から感じる価値
をメインテーマとしています。
展示は、「1. 準備する」「2. 極限に挑む」「3. 次に向かう」を構成とし、冒険の足跡をはじめ、植村さんの人柄がにじみ出た展示となっています。その他、イントロダクションシアターで迫力ある映像をご覧ください。
ただいま開催中の企画展示
企画展示コーナーではひとつの冒険に焦点を当てた企画展示を年3回開催します。
没後40年 未発表写真で綴る 植村直己・わが青春の山岳部
令和6年10月8日(火)~令和7年2月2日(日)
昭和35年(1960年)4月、明治大学農学部に入学した植村直己は、学生生活を充実させようと山岳部に入部します。しかし登山が未経験だったこともあり、入部直後に行われた白馬岳での新人合宿で40名ほどの新入部員の中で最初に疲れて動けなくなってしまいました。このときの悔しさを克服するためにひそかにトレーニングを重ねて体力をつけ、以降、学生時代は山岳部の活動に夢中になりました。大学卒業後は海外の山へ向かい、その後の冒険へとつながっていきます。
今回の展示は、山岳部の先輩である平野眞市さんが保管していた写真のなかに含まれていた、今から63年前の昭和36年(1961年)の山岳部の活動を記録した写真を紹介する内容です。山での活動だけでなく、植村さんが大学2年生の時に「正部員」として推薦される「正部員推薦式」や合宿前の「研究会」の様子などが記録された貴重な写真です。ぜひご覧ください。
【主な展示品】
明治大学山岳部・昭和36年の写真〔植村直己・大学2年生〕約50点〈キャビネ判〉
山岳部時代に使用したザック、登山靴、サブリーダー推薦状など(豊岡市立植村直己冒険館所蔵)など
〈上映〉スライドショー「大画面で見る わが青春の山岳部」約12分